花・彩色 ちょっと知って得する花のお話
《 ラン 》
 
 


 
 
 
 
 
丹波市内で、生花店「足立花義」を経営する
足立敬一さんご提供

 

 12月の誕生花「ラン」をご紹介します。ランは、ラン科に属する植物の総称で、その仲間は約700属2万種以上にもなるといわれています。大きく東洋ランと西洋ランにわけられ、東洋ランは、古くから日本や中国で栽培されてきたランで、西洋ランは欧米から日本に入ってきたものをいいます。花店では東南アジアやインド、オーストラリアが原産のいわゆる洋ランを指して言いますが、鉢物はもちろん切花でもよく使われ、ランの仲間を入れると花束がとても豪華な感じになります。一般によく店頭に並んでいる代表的なものは、コチョウラン、シンピジューム、デンファレ、オンシジューム、カトレア、デンドロビュームなどです。その代表とも言えるコチョウランは、花の形が蝶に似ており、「幸運が飛んでくる」といわれ年間を通して贈答用によく使われています。

 洋ランは原産が暖かいところですから寒さが苦手ですが、これからの時期はシンピジュームやデンドロビュームが多く出回ります。これらは、10度程度が適温で、年末から春までの時期が一番出回る季節です。お歳暮やお年賀として、シクラメンと共に大変人気があり、寒い時期の色鮮やかな花色は心まで温かくしてくれますね。ランの花言葉は「有能」「高貴」「幸福」など、やはり想像できる花言葉です。

 

 

 

 

 

 
 
 
 
 
             
 
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