丹波の文化・芸術・伝統 〜田舎暮らしへのいざない〜

 

     水無月祭りの山車  

 山車  

丹波は古くから祭り・工芸など伝統文化が大切にされ、今に継承されています。

左の写真は、毎年7月最後の土日の両日、篠山市川原の住吉神社で開催される『水無月祭』の山車のひとつ「菊水山」です。この祭りでは、五台の山車が宮入りし、「打込囃子」を奉納します。
「打込囃子」は、2004年、12年ぶりに復活したものです。これは、江戸期の天保年間に作られたとされ、戦時を除く毎年行われてきましたが、少子化の影響で1992年から、テープで代用していました。

山車は現在五台あります。(本来は六台ですが、そのひとつは、昭和45年頃に老朽化で修復不能、解体となったそうです)

 

住吉神社(篠山市川原) 山車

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    稲畑人形

 
 工芸

左の写真は、氷上町の伝統工芸である、稲畑人形です。これは、氷上町稲畑の赤井若太郎忠常が江戸時代末期に京都の伏見人形の美しさに感動してはじめたと言われています。隆盛期は農閑期の副業としてともなったが明治維新後は衰退し、現在は丹波市の赤井君江さんが5代目として伝統を受け継いでいます。

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    河原町妻入商家群(篠山市河原町)

 町並み

河原町妻入商家群の来歴は、篠山城築城の時代に遡ります。屋根の棟と直角な方向を妻といい、妻側に出入口のある建造様式を「妻入り」といいます。4〜8メートル程度と間口は狭いですが、30メートル以上の深い奥行きがあります。近くに京口橋があり、京への玄関口として栄えました。丹波古陶館や能楽資料館もあります。篠山市篠山伝統的建造物群保存地区に指定されています。

近くには、王地山まけきらい稲荷があります。文政年間、篠山から王地山平左衛門ら8名の力士が現れ連戦連勝しましたが、これが誰か分からず、負け嫌いの青山忠裕公が調べてみると、全員領内のお稲荷さんの名前だったことが、まけきらい稲荷の名の由来だと言われています。(設置看板の文章を要約)

陶芸関係の施設や骨董品店、各種土産物屋が軒を連ねます。裏通りに入れば、ぼたんなべの料亭などがあります。じっくり歩くほど深い味わいが感じられます。

NPO法人たんばぐみ主催の『丹波古民家再生プロジェクト』も近くで実施しています。

 

左より まけきらい稲荷、立町の町屋(丹波古民家再生プロジェクト現場)

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    舟城神社(春日町長王)

 神社

丹波には神社が多くあり、心を静める杜の文化が深く地域に根付いていることを示します。

写真は、春日町長王にある舟城神社です。『舟城の天王さん』と呼ばれ、特に牛の神様として有名であり、写真のような牛の彫刻も境内に見られます。社殿が真北を向いており、この点でも珍しい神社です。7月7日には、茅の輪をくぐり無病息災を祈る祇園祭りが開かれます。

  

左より 熊野新宮神社(篠山市)、熊野神社(青垣町)、兵主神社(春日町)

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 愛宕祭りの花火(氷上町成松)




  祭り

丹波には様々な祭りがありますが、上の写真は氷上町成松で毎年8月23・24両日に開催される「愛宕祭り」です。江戸中期、飢饉や天災、火事の頻発などを憂えた住民が、鎮火と五穀豊穣の願いから京都の愛宕神社の分社を成松に設けたのが由来です。23日に護摩供養が行われ、24日が大祭日です。見どころは、豪勢かつ絢爛な花火と、人物や風景などを造る「成松の造り物」です。これは一種類の材料のみで作るのが特徴で、成松独特の伝統文化となりました。

 

             成松の造り物



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