丹波市春日町にある黒井駅の駅前で日夜、笑顔の為に努力をされている高橋まゆみさんが居ます。彼女の職業は、小規模作業所で指導員をしています。
彼女に作業所とは?と聞いてみると、「就労困難な障害者の方々が多くの作業やレクリエーションを通して、社会参加・自分たちの居場所作りなどのためにある施設です」と真剣な眼差しで話してくれた。
その作業所という施設の中で、彼女は利用者さんと一緒に様々な作業やレクリエーションをしています。「とても大変な仕事ですが、皆さんと歌を唄い、お話をし、とても楽しいです。」とほがらかに微笑んで語ってくれました。ふと、彼女の話と笑顔を見ていると、優しさってなんだろうか?芯の通った力強い優しさを感じたように思えた。
そんな彼女の好きな事は、演劇です。
彼女と演劇との出会いは、中学校の時にある劇団のミュージカルを見たのがきっかけだったらしい。そのある劇団のミュージカルは、大人から、小さい子供達まで幅広い年齢層が参加していました。その中でも一番印象に残っているのが、自分もまだ幼かったけど、それよりも小さい子供たちが一生懸命に精一杯の演技と歌をしているところを見ていて、とても感動をしたと同時に、何気なく笑顔になれる薬である元気を貰ったと、当時を思い返しながら話してくれました。彼女の中では、愛しくて溜まらなく思えるのが子供たちです。あの子供達の無邪気さと、行動がとても好きで大切にしたいとのことです。
現在、彼女は、持ち前の元気を使って劇団に所属しています。劇団名は「SEAV」といい、SEAVの原型の意味は、「劇団栄養補給組合」です。S=Supply:補給する、E=Energy:エネルギー、A=Assemble:集まる又はActor:俳優、V=Verdehall:ベルディーホール(劇団の母体となった)から来ていますと教えてくれた。
今年の秋に開催される「丹波の森演劇祭」(丹波の森公苑)にも出演予定になっています。秋の公演に向かって、今日も夜練習に取り組んでいます。
そんな、高橋さんの夢は・・・
『もっとより多くの子供達の無邪気な笑顔をみたい!!!』
そんな彼女のこれからを見てみたいと思いませんか? |