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《文章・写真》 一級建築士 才本謙二先生

たんばに住もう・たんばで暮らそう

13 建築と飲食

 

 

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 飲むこと食べることが大好きな私は、40歳を過ぎた辺りから急に太りはじめました。所謂中年太りで一時現体重より15kgも肥えていました。元々そんなにきゃしゃな体型ではなかったのですが、さすがに醜さと成人病予備軍の兆候が出始め、一念発起して2回のダイエットでようやく、現在の体型に戻りました。ただ、油断するとすぐ2〜3kg増えるので食べるのを我慢しつつ、ウォーキングで汗を流しています。


 そんなこんなで、今工事中のやくらの住居部分は、当然飲むこと食べることを中心にプランを立てています。ひとつは、古いかまど。古いといっても、40〜50年前のものですが、三口あってそれぞれ大きさが違います。工事でかまどを移動する前に試し炊きしたので、十分現役として使用できそうです。今から、湯気の向こうから漂うかまどで炊くご飯の香り(特におこげのところが美味しいですね)のことを考えると、垂涎ものです。

 囲炉裏は、大きめに作りました。多くの人達と火を囲み、食事をしたいという思いが強く、6帖しかない部屋の中央にドッカと腰を据えています。ボタン汁の鍋から立ち上る湯気や串刺しのヤマメを思い浮かべながら、煙り抜きに炉縁の巾や高さ、自在鉤の位置を考えています。

 今は全く料理はしないくせに、魚のさばき場の確保や包丁の収納場所、食品庫に味噌部屋、漬物樽置き場に野菜の保管場所も考えなくてはなりません。冷凍庫に冷蔵庫、レンジにコンベック、時代に即した機器の配置も忘れるわけにいきません。また、実際焼けるか分かりませんが、五右衛門風呂の炊き口を大きめにとったので、パンやピザが焼ければなあなんて、ひとり想像しています。

 さらに、やくらは多くの火を使いますから、熱源の確保も必要です。焚き木に薪をどこで調達するか、どこに保管するか。大体どの位の量がいるのかも皆目見当がつきません。また、そもそも火を付ける時間にどのくらい費やすのか、苦労なのかやってみないとわからない物ばかりです。
飲むこと食べることに執着し、直火での生活にあこがれる「大人の火遊び」の実行は、10月後半から始まる予定です。後日談は、またこの欄でご報告申し上げます。

 

 

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