丹波環境基金
   〜わたしたち一人ひとりの手で、丹波の環境を美しくしましょう〜
   

丹波環境基金のマスコットキャラクター

かっぱダービーin丹波でおなじみのかっぱ君です。

 
 

 

 

美しい杜、情緒溢れる里、

四季折々の風景…

丹波の未来は、私たちの意識と行動にかかっています。

−丹波環境基金−

 

 

丹波の環境クイズ【全10問】 〜全問正解を目指そう!〜

@丹波地域を源流とする主要河川は、加古川、武庫川と、あとひとつは何?

A希少植物保護活動として、氷上町清住はカタクリで有名です。では、篠山市今田町は何で有名でしょうか?

B篠山城跡周辺では竹藪が放置され問題となっています。一方、丹波地域の竹には独特の特徴のあるものがあり、これは丹波地域以外ではほとんど産出されません。それは何でしょう?

C次の中で、丹波地域の自然植生において優占する植物はどれでしょう?

D次の中で、日本のカブトムシが吸わない樹液はどの木のものでしょうか?

E次の中で、「丹波霧」がもっともよく見られる季節はどれでしょうか?

F青垣町の常瀧蜜寺では、「乳の木さん」と呼ばれる、推定樹齢1300年の大木がありますが、何の木でしょう?

G次の中で、丹波地域に生息しない昆虫はどれでしょうか?

H無農薬や減農薬でつくられた米には、黒い斑点米が混じっていることがよくありますが、これは「健康と安心の証」と呼ばれることもあります。この斑点の原因は何でしょう?

I次の中で、丹波地域で出没しない動物はどれでしょう?

 

 

 

 

 丹波は古くから京の玄関口として栄え、美しい森と情緒あふれる里の調和した景観を守ってきました。何十世代にも渡る、私たちの祖先からの行動の積み重ねが、今に繋がっているのです。

 しかし、特に近年、田舎と呼ばれるここ丹波においても、環境の劣化が著しくなってきました。戦後の植林計画により、自然林は1パーセントをはるかに下回り、自然植生は神社の社叢林などを除いてほとんど見られなくなりました。植栽されたスギ−ヒノキ林は、国産材の価値低下とともに放置され、花粉症の原因として私たちを悩ませています。雑木林も薪炭需要が著しく低下したことから放置され藪となり、またこれらは里に近いため鹿や猪の隠れ家となり夜になれば田畑に害を与えます。

 夜になれば星がきれいですが、自家用車使用率が非常に高く、排気ガスを大気に撒き散らしています。工場からの煤煙が空気を汚し、汚水が川から魚を奪います。

 丹波地域は分水界に位置し(篠山市大沢:加古川と武庫川 氷上町石生<水分れ>:加古川と由良川)、それら河川の流域には西宮市、神戸市、篠山市、丹波市、加古川市、三田市、宝塚市、伊丹市、加東市、高砂市、小野市、三木市、西脇市、福知山市、南丹市、京丹波町、綾部市、舞鶴市など、兵庫県と京都府の約20の市町に及ぶ広大な流域面積をもっています。本来、丹波地域それ自体が源流地域として美しい環境を誇るべきですが、現状を考えれば、その中でも最上流を辿らないと、ほんものの美しい自然環境には出会えなくなっています。

 この丹波から、一歩ずつでも、美しい環境を保全育成しようという願いから、丹波環境基金が始まりました。丹波環境基金は、皆様からの募金・かっぱダービーin丹波の売上の一部・丹波食文化発信機構「たんばる」商品販売収益の一部などから積み立てられ、一定額ごとに環境保全団体等に助成されます。助成対象事業は、@希少動植物の保護A自然植生の恢復B里山整備C水資源の浄化D都市と農村の自然環境保全交流 など、環境保全に関するものであれば広く助成対象として認定されます。

 都市部では、緑がない、空気が汚れている、河川にゴミが散乱し腐敗臭がするなどの現状があり、丹波などの「田舎」と呼ばれる地域を訪れると、いかにも「美しい自然」に溢れているように思います。確かに、緑自体はたくさんあります。水もきれいに見えます。満天の星空も見られます。けれども実際は、放置林が増加し、田んぼにはカブトエビやタガメが農薬のために生息できず、トラックがひっきりなしに往来します。都市部であれば、木々を数本植栽すれば「緑化」と言え環境保全につながりますが、ここ丹波という「源流の里」では、より高次なものを求める必要があるのです。

 もっとも大切なことは、私たち一人ひとりの、環境に対する意識と行動です。

   
 

丹波環境基金 助成金申請について

募集要項・申請書(例)はこちら(PDF)
※ 過年度分ですので参考資料としてご利用下さい。
次回実施が決まりましたら、このページにて公開します。

申込は、メール・FAX・郵送にて行ってください。

兵庫県 篠山市 大沢2丁目 9番地7 KOSUGI彩華ビル1F

電話・FAX番号 079-506-3024
メール:webmaster@tambagumi.com

   
 
 
 

 

 

 

 

丹波を舞台に、環境をテーマとした河童の物語

『河童と杜』

   

何問正解できたかな?

5問以下 もう一度勉強しましょう。
6、7問 まだまだ。
8、9問 よくできました。
10問 あなたはすごい!
     

 泥深きかつて田庭と呼ばれた国の山奥に、何やら奇骨な生き物が棲んでおるという噂があった。頭禿にして体躯は黄蘗、樹の枝葉に擬態するや触れば水となり川を揺蕩い、時に枯葉に紛れ、稀に禿げた頭皮を隠しそびれて人に気付かれ、踏まれるやいなや人を喰うという話まで流れておった。奥田庭のとある邑から、山一つ超えて海へ出づるには杜を越え清流を越え闇を越える寂れた一本の道しかなく、殊に夜、稀に山奥から聞こえる「ホホー、ホッホッホッ」という割れた法螺貝の掠れ音のような気味悪い声が聞こえるや、翌日邑人の一人が必ず霧消していることから、人はこの道のある杜を「三途の杜」と呼んでおった。もっとも、流れていたのは噂だけで、誰もその生き物を見たことがなかった。この前若い女が消えたときに邑長(むらおさ)が若い衆に尋ねたところ、至極当然の答えが返ってきた。「見たものは皆喰われるから、誰も見たことがないのは当たり前ぢゃ。」

 白髪の者がまだ皺のなき肌をしていた頃、王家の一族がこの道を通られるということで噂を聞き、時の政府が杜を切り開くよう邑の工人集団に命じたが、古い樫の大樹を切るや皆足の病にかかって歩けなくなったことから、当時の邑長が都に出向いて説明しこの道だけはお避け頂くよう申し出たところ、時の皇が邑長に言った。「それならお前が歩いてみよ。帰ってこなければ通らぬ」と。その後、邑長は山へ消え、再び見た者はいない。今はこの邑からこの道を通ろうとする者はなく、来る者はいても行く者はいない。猛々しくも意気揚々の若人(わこうど)はおらがこそと嘲笑をもって山に向かうが戻る者はなく、それゆえ邑には年寄りか痩小の若人しかいなかった。

 ある夜、お蜜という、丈がまだ大人の半分くらいの女子(おむなご)が、「河童を見た」と邑の衆に言った。周囲の大人は怯えつつ聞いた。「でまかせを言うんじゃないよ。どこに見たって言うんだい?」お蜜は言った。「この前の秋、拾ったどんぐりを植えていたの。この春に芽が出たんだけど、その若葉を今日の夕方眺めてると、その葉っぱの一枚が河童になって光のように空に消えていったんだよ。 …続きを読む

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