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《文章・写真》 一級建築士 才本謙二先生

たんばに住もう・たんばで暮らそう

17 「古民家」に住む

 

 

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 2007年になってもう1ヶ月が過ぎようとしています。「やくら」での生活を始めて2か月、色々な人と出会い色々な質問を受け、考えそして応えてきました。その内のひとつ「古民家の良さ」って何?について、数回に亘り書きたいと思います。書きますとは言ったものの、未だ「良さ」の定義は見出せていなのですが。これを読まれた方々のご意見を頂戴したいという思惑があります。是非、お聞かせください。


 先ずは「古民家」とは、(下記は登録文化財に該当する規範です)
1. 国土の歴史的景観に寄与しているもの。(特別な愛称で呼ばれてい る。その土地を知るのに役立っている等々)
2. 造形の規範となっているもの。(著名な設計者や施工者が関わったもの。後に数多く造られるものの初期の作品や特徴を示すもの等々)
3. 再現することが容易でないもの。(現在では、優れ珍しい技術や技能が用いられている。

 また、珍しい形やデザインで、他に同じような例が少ない等々)
と定義されています。どこから古民家と呼べるのかとか、今後古民家となるのかは、上記条件に当てはまれば、立派な古民家であり、または候補であります。

  「古民家」は、文化的生活から見ると遅れている(?)のは間違いありません。特に気密性・断熱性・機能性・採光性は、顕著です。そこに「良さ」を「残す良さ」を見出すのは、偏愛者的ロジックで展開する必要がある訳です。また、「家」は「住まい」として使わないと「家」とは、言えません。登録文化財の「○○家住宅」が、いくら立派でも暮らしがなければ、やはり「家」とは、言えないのでしょう。「良さ」、「残す良さ」を語ろうとすると、第一に暮らす楽しみをお話するのが一番ではないでしょうか。

 

 

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