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《文章・写真》 一級建築士 才本謙二先生

たんばに住もう・たんばで暮らそう

19 「古民家」に住む3

 

 

 

 古民家で暮らす楽しみとして、このコラムで何回も書いたような気がしますし、出会う人出会う人に、また講演会で度々話をしているので、「もう聴いたわ」とおっしゃる方も多いと思いますが、とにかく気持ちいいので、五右衛門風呂(長州風呂)について書きたいと思います。何せ子供の頃数回しか入ったことがないもので、発見の連続です。

  先ずは、水の濁り。井戸水を使用しているので、雨上がりなどひどく濁ります。地下水が濁るのは自然現象と受け入れていたのですが、よくよく観察してみると、未整備の庭の泥水が井戸枠の隙間から井戸へ入っていくのを見定め、溝を掘って排水すると難なく解決しました。雨上がりはずっと泥水に入っていたことになります。水の濁りといえばもうひとつあります。赤錆による濁りです。当初は、お湯が赤錆でひどく濁り「有馬温泉の金泉や」って喜んでいました。原因は、井戸水の金気だと信じていました。その内に鋳物の釜に何の保護もせずに使用していたので、釜の錆が原因かもと思うようになりました。

 元来無頓着な私だけが許容し楽しんでいましたが、だんだん家族の不満が募ってきて、あまりにも濁り過ぎ、風呂に入っても綺麗にならない、肌が錆色に染まってきた・・・と言われ、何らかの対策をとることになりました。ネットで色々調べてみると釜に油を引き、軽く空焚きを2,3回やると錆が止まるとのことでやってみました。なるほど、錆部分に油が染込んでいくのが目に見えてわかります。これで赤錆から開放。家族も入ってくれると喜びました。早速無頓着な私は、油を洗うと効果が薄れると思い、そのままお湯を沸かしドボン。

 体中油まみれ、重油事故の水鳥のごとく鼻を突く臭いが追い討ちをかけ、気分が悪くなりました。石鹸でいくら洗っても泡もたたず、後悔先に立たず。思い込みの激しい私はいつもこの有様です。でも、失敗もいとをかし。

 


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