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《文章・写真》 一級建築士 才本謙二先生

たんばに住もう・たんばで暮らそう

22 自分のまちは自分で守る

 

 

  「風が吹けば桶屋が儲かる」ではありませんが、「古民家再生すれば、竹林整備をする」建築が本来私の仕事ですが、一見全く関係のない竹林整備をこの7月20日からやっています。

  篠山重伝建地区(南新町は除く)の荒廃した竹林の整備を行い、伐採搬出した竹を用いて篠山市指定無形文化財竹工芸作家、箕浦竹甫さんの指導の下、皆さんの手で竹灯篭と民具を製作する予定です。製作した竹灯篭は、市のシンボル篠山城址周辺も含め連たんする町並み、河原町から西新町に至る重伝建地区内の各家々の軒下に置いて「篠山味まつり」の夜のまちを照らします。

  さらに、整備された竹林を投光器によりライトアップし、今まで目が向かなかった方向にも目を向けさせ、日本古来ある揺らぎの「美」や竹の「さらさら音」を感じ取れるものにしたいと考えています。また、竹製民具は今や工芸品となってしまった感がありますが、重伝建地区内の建造物で皆さんが実際に使用して実用性の高さと美しさ、エコロジーを伝えたいと思います。お荷物とも取られかねない繁茂した竹が、美しく灯篭や民具に変身し重伝建地区で活かされることにより、新しい価値を生み出すことになるでしょう。

  この事業のもう一つの目的は、財政難が叫ばれるお役所に頼らず市民主導で環境整備をする仕組みをつくり、持続的に維持管理されることを目的とします。予算が絶たれた途端、環境保全がストップするようでは困ります。一番影響を受けるのは、やはり住民の皆さんです。今のうちから「自分のまちは自分で守る。」ことを念頭に活動するべきだと考えています。人任せでは郷土愛も薄れます。皆さんと協力し合って良いまちにしたいと懇願して止みません。

 


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