ボランティアと市民ファンドによる古民家再生プロジェクト修理物件第1号(立町の町屋)が、完成いたしました。
正直こんなに長期になるとも思わなかったし、盛り上がるとも思わなかった。さらに世間から評価され(地域住宅推進協議会主催のコンペにおいて「地域住宅計画まちづくり部門 奨励賞」を受賞いたしました。)、反響があるともおもわなかったというのが率直な感想です。丸2年約50回の作業に延べ550名の参加者が関わって、立町の町屋は息を吹き返しました。これには、献身的に協力下さった大西棟梁・南左官さん・木戸瓦さん他たくさんの職人さんたちのお陰です。この場をお借りして御礼申し上げます。詳細は、HP内活動報告をご覧下さい。
継続は力なり
ボランティア活動は継続することが最も大事です。亡くなった河合隼雄先生が講演で「事を成そうとするときは、手弁当で3年間我慢してやりなさい。」とおしゃっていました。崇高な理念をもって望んで取り組んでも中々世の人から理解されないし、協力もされません。それが2年そこそこで形になったことは特筆すべきことなのかもしれません。ただ、問題課題は山積ですが、解決を図り次のステップに繋がるべく仕掛けを考えていますので、楽しみにお待ち下さい。
お願い
しかし何よりも立町の町屋を売らないと次のステップに歩めません。この活動を推し進める上でも、我々の理念を理解し活用して下さる方にお譲りできれば最高だと考えます。我こそはとおっしゃる方大いに歓迎です。江戸期の素晴らしい町屋を体感下さい。宜しくお願いします。
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