麦わらふっくんの畑の真ん中から

10,農家の叫び
 



 

このところ、安心安全というのが、ひとつのキーワードになっています。最近では、農業に関することで言えば、食品衛生法の改正によるポジティブリスト(残留農薬基準)というのが話題になっているでしょうか。

トレイサビティー(生産履歴)の義務づけなどもあったばかりで、農家にとってはまたまた、えらいことが出てきたなあという感じです。

つまり、農家側の負担と不安が増えたということだからです。ホント・・・

無登録農薬の問題が以前、起こったことがありました。農家が業者にすすめられて、使って、それが無登録と発覚し、生産物(そのときはりんご)は廃棄、農家の信用とプライドは、ずたずたとなり、篤農家といわれた農家の親父さんが自殺するといった事件がありました。(私の大学の後輩のお父さんなのだが・・・)

近所でも、とうもろこしに当時まだ、登録されていなかった除草剤を、使ったことをまじめに生産履歴に書いて、提出したところ、その田んぼのとうもろこしは出荷できずに廃棄とういうこともありました。その方も、もう死にたいわ・・・といっていたといいます。

今回の、ポジティブリストでも、そのようなことが起こらないよう願いたいものです。タチが悪いのは、今回のは、隣の人が撒いたもので出荷停止や、廃棄処分になることです。隣の人がその責任をとって、弁償などの裁判沙汰にならないとも限りません。松くい虫の薬や、中国からの酸性雨などが、原因となったら、どうなるのでしょうか?

農家は、毎日、命をかけて、農産物(食べ物)を生産しています。そのような基準や、法律を作っている人は、現場のことが本当に解っているのかと不満をいわずにいられません。
私たち農業者は自分の子供や孫に安心して食べてもらえるものをと、必死になって作っているのです。

農家が安心して生産ができないのに、生産物の安心は、ありえない。と畑のまん中から叫んでしまいたい気持ちです。

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毎日田んぼに出るふっくんが、丹波・農業・世界を、時にはグローバルに、時にはローカルなメッセージを送ります。

情報提供 婦木克則さん

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