【産直丹波のお米】丹波のお米はなぜおいしいかの話　篠山・丹波のお米の話いろいろ　丹波米　篠山米　有機米　天日干し米

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丹波のお米はなぜおいしいのか？

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■丹波地方のお米はなぜおいしいのか？？

皆さん、「丹波」の食、と言えば、何を思い浮かべますか？
…ほとんどの人が、「黒豆」と答えます。
そう、黒豆は丹波地域の一大ブランド農作物です。

　けれども、丹波には、ほんとうにおいしいものが、
他にもあるんです。それが…

　『お米』 。

丹波地域は、昼夜の寒暖差の激しく冷涼な気候特性をもち、
土壌も豊かで、非常においしい
お米ができる土地として、
その道の「通」には知られています。
（下の「参考」をご参照下さい。）

丹波米　田んぼの様子　丹波篠山米　通販

これは、田んぼの写真です。中山間地域に属する丹波地方は
山に近く、清らかな水が流れています。

丹波の田んぼの様子　お米の収穫前　丹波篠山米　通販

収穫前の様子　黄金色に波打つ稲穂と里山のコントラストはそれはそれは素晴らしいものです。

丹波篠山　大山地区の田んぼの風景　稲刈りの様子

9月に入ると一斉に収穫が始まります。（収穫の様子）

収穫されたお米　丹波米　有機米　通販

とれたばかりのお米。

…こんなふうに、丹波の田んぼでは稲が育つんです。

丹波は、ちょうど分水界に位置し、源流の流れる土地。
だから、水がきれいなんです。例えば、「蛍」。
丹波では、こんなに蛍が分布しています。

そして、その食味。
実際、全国米・食味分析鑑定コンクールでは、
こんなに高い評価を受けています。（注2）

こんな丹波のお米ですが、これまでのお米の流通は、
地域ブランドよりも都道府県ブランドが圧倒的に多かったため、
兵庫のお米、の陰に隠れて、「通」しか知りませんでした。

けれども、ここで、もう一度、おいしい丹波のお米を見直したい。

丹波は、黒豆だけじゃないんだよ、いい気候のいい土地からは、その他の農産物、
特にお米、これがおいしいんだよ（注3）、そういうことを
伝えたく思い、丹波のお米のプロモーションをすることになりました。

私たち「たんばる（ＮＰＯ法人たんばぐみ）」では、
この丹波のお米を食べる人を探しています。

あなたの食卓で、ぜひ一度、丹波のお米を味わってください。

丹波のお米はなぜおいしのかQ&A

１．丹波産がおいしい、と言われている理由は？

兵庫県篠山市・丹波市は標高100～250メートルの冷涼な地域にあり、

年平均気温は東北地方と同程度です。

また、特に内陸型気候のため昼夜の寒暖差が大きく、昼間に生成した栄養分が、

夜の間にスムーズに実に蓄積されます。

昼の光合成で作られたでんぷんは夜間、穂に蓄えられます。

夜の気温が高いと蓄えたでんぷんを消費するので稲の登熟期には、

昼夜の温度差があることが重要なのです。

また、例えば篠山盆地は昔、湖沼であったため、肥沃な土が一面に広がっています。

この土が、黒豆、丹波山の芋のみならず、丹波のお米にも大きな恩恵をもたらします。

また、例えば丹波盆地は、山あいの比較的狭い谷間が多いですが、

この辺りはまさに加古川、武庫川、由良川等、代表的な川の源流地域で、

山から滲み出した水が、直接田んぼに流れ込みます。

だから、水がきれい、なんです。

丹波地方のお米に関してまとめました

要因	程度	説明	丹波産の場合
品種	AAA	品種間の食味変動は非常に大きい。コシヒカリの代替品種が長く登場せず、またミルキークインなどの独自の食味をもつ米の味を他の品種で代替するのは困難。	丹波地域においては、作付品種の大部分はコシヒカリ。これは、全国平均のコシヒカリ作付比率30％をはるかに凌駕する。また、多くはないが、キヌヒカリ、ヒノヒカリ、ミルキークインなどの作付も行われている。
産地間変動（大局的変動）	AA	例えば、九州地方と東北地方では明瞭な食味の違いがある。	丹波地域は、東北レベルの年平均気温、盆地型気候による昼夜の寒暖差などの好条件が重なり、全国米食味分析鑑定コンクールにおいて、東北勢が受賞の圧倒的多数を占める中、平成15年～17年の3ヵ年にのべ3件受賞するなど、西日本随一の入賞常連地域となっている。（注2）
産地間変動（水平地理的変動）	AA	海岸部と山間部では、傾向として山間部の方が良好な食味を示す。	丹波地域はまさに山間部にあり、内陸型気候で昼夜の寒暖差が激しく霧が頻繁に発生する、独自の好条件の下にある。
産地間変動（垂直地理的変動）	AA	標高の高い地域は冷涼で、源流に近く水がきれいで、昼間は太陽に近く光合成に有利でかつ夜は温度が下がりエネルギーを実に蓄積しやすいという傾向がある。	篠山市は標高約２００メートル、丹波市は約１００メートル、また分水界が丹波市氷上町にあり、加古川、武庫川、由良川等の源流地域である点など、丹波地域は優れた垂直的地理条件にある。
気象条件（気温）	AA	穂出期以降の昼夜の寒暖差が食味に大きく影響する。	丹波地域は標高が高く内陸型気候で、しかも山に囲まれた盆地であるため、昼夜の寒暖差が極めて大きく、非常に好条件である。
気象条件（降水量）	AA	登熟期の多雨は品質低下への影響大	丹波地域は確かに霧が多いが、夏から秋にかけての降水量は多くなく、特に日中はからっと晴れる日が多い。
土質	A	一概には言えない。食味の良い生産地には粘土質が多い一方、魚沼などは砂質であるが評価が高い。	篠山市はかつて湖沼であったといわれ、粘土質の栄養豊富な土地である。丹波市も相対的に粘土質土壌が多い。
肥料管理	AA	多肥は収量増に貢献するが、同時に食味低下を伴う。特にタンパク質の増加が食味に大きく影響する。（タンパク質は７％以下が望ましい）
生育初期・中期管理	AA	生育初期の虫害や水不足はその後の生育に大きく影響する。
収穫時期	A	刈り遅れは食味に影響する。特に、台風等で稲が倒れた場合は腐敗のおそれもあり、顕著。
精米技術	A	一般的に、精米度合が大きいほど食味は向上する。一方、無洗米の食味は一般に通常の米に劣る。また、異物混入は食味低下を招く。さらに、表面の光沢が強い米は、光沢のない米よりも精米技術が高く食味も良好な傾向がある。
乾燥	A	乾燥時の籾温度が40度を超えると食味低下のおそれが大きい。調整後水分も、16％前後が食味良だが、高すぎるとカビ等保存面の問題がある。農協出荷では一般に15％以下が義務付けられている。
貯蔵（温度）	A	低温貯蔵が望ましい
貯蔵（状態）	A	籾の状態＞玄米の状態＞精白米の状態
精米後の経過日数	A	夏場は２週間、冬場は１ヶ月以内に消費するのが望ましい。日数経過により、①米の酸化②水分の低下が生じ、食味が低下する。
炊飯方法	AA	ガス、圧力釜、圧力ＩＨ炊飯ジャーなどが望ましい。
保温時間	A	短いほうが望ましい。高品質を求めるなら、３時間以内がよい。