麦わらふっくんの畑の真ん中から

第29号掲載 〜鳥インフルエンザ〜
 



 

宮崎県で、鳥インフルエンザが発生しました。高病原性で、大量に鶏が死に、感染力も強いので、大変なことになっています。半径10キロ以内の卵、鶏の移動が制限され、発生した農場の鶏は処分、風評被害も心配されるところです。

 テレビなどの報道では、鳥インフルエンザのこともですが、それに対処する、東国原新知事に焦点がいっていて、本当に困っている農家は、全く出てこないのです。
 さらに、岡山県でも鳥インフルエンザの陽性が出たとか・・・全く、この国は、鳥インフルエンザに侵された地域となってしまうのではないかと思ってしまいます。

 しかし、皆さん、もうお忘れではないでしょうか?この、丹波で、鳥インフルエンザが起こって、大騒ぎになったことを・・・
平成16年の今頃、丹波は、鳥インフルエンザで騒然としていたのです。丹波町の浅田農産で発生し、当時は半径30キロが移動制限になりました。私達の住む町もその区域に入り、たいへんでした。  各養鶏農家は、卵や鶏を処分し、わたしたちの「丹波」というブランドさえ、自信が持てなくなった事件でした。
 この家畜伝染病予防法に基づく措置は、関係農家、業者に甚大な被害をもたらしたのです。私の知人で廃業した者も出ました。あの、山積みになった卵には、情けなくて、悔しい思いがいっぱい詰まっていたことを思い出します。
 その際、春日町では、養鶏農家を支援しようと、民間の有志が支援金の募集をしました。地元の養鶏農家を励まそうと多くの支援金が寄せられ、200万を超す金額が集まったのです。小学生の子供達から、農家、商店主、主婦などあらゆる方がこの活動に共感し、温かい心をひとつにして、支援の輪が拡がったのです。

 行政任せにしない、こういった活動は、私達のまちを、ふるさとを、「丹波」を大切にするひとりひとりの思いが強くなくてはできないことだったと思います。
 辛い出来事ではあったのですが、その中で、私達が学んだことも多かったと思います。ただ、それを忘れずに今後につなげて行くことが大切ですね。

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毎日田んぼに出るふっくんが、丹波・農業・世界を、時にはグローバルに、時にはローカルなメッセージを送ります。

情報提供 婦木克則さん

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