情報誌きのわ連載中!
今回のテーマ:『21 農村部の疲弊』



麦わらふっくんの畑の真ん中から 

婦木克則さん(執筆) 


 

 

   
 

 先日、参議院議員選挙が行われました。結果は、皆さんもご存じのとおり、自民党の惨敗。民主党の大躍進という結果となりました。

この選挙で、注目されたのは、1人区で、その結果が今回の選挙を物語っているといえるでしょう。つまり1人区とは、地方の農村部であることが多いということで、東北や四国、九州が注目される結果を出したといえます。地方や格差といった語句が新聞をにぎわした選挙は、これまでなかったでしょう。農村部の格差というのを、私も感じてはいましたが、今回の結果に、農村部の疲弊がもはや限界に来ているということを、示した結果ではなかったかと思うのです。

 先日、農水省は、日本の食糧自給率がとうとう40%を割り込んだことを発表しました。これまで、自給率を上げるべく取り組んできた挙句がこの結果です。国内の販売農家の減少や、農家の高齢化が進んでいることも、数字となって表れています。つまり、65歳以上が70%という異常な事態になっているというのです。そのうえ、担い手に農地を集積して、政策も集中しようとしています。それが、多くの農民のヤル気をそぎ、担い手も借金をして規模拡大しても、儲からない、責任は自業自得というのですから、やってられないというのが本音でしょう。

 もはや、この国の農業は、他国との関係によってでなく、自ら崩壊していっていると感じています。地産地消なんて言葉は、きれいごと?とさえ、思わずにいられません。

 さあ、どうする、日本国民!

 日本の農は、農村にすみ農業を営む我々だけでは、どうしようもないところまで来ていますよ!!!

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